フランス生活あるあるー郵便事情
- Hiroko
- 8月8日
- 読了時間: 4分
更新日:8月11日

「フランス」と聞くと「華やか」なイメージがあるのですが、実際の生活はそうでもなく、時に「真逆」の時も。
これから留学で渡仏する方も多いと思うので、「フランスの郵便事情」を一つお伝えできればと思います。
というのも、先日あった実話です。
❁.。.:*:.。.*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.
一般にフランスの郵便事情は、「日本に比べると質が悪い」と言われています。
日本の郵便事情がどうだったか、もう忘れてしまったところもありますが、フランスの場合は、
1. 配達が遅い / 時間が読めない
日本のように「翌日配達」「時間帯指定」などがあまり一般的ではありません。
2. 誤配 / 紛失が多い
別の家に届けられたり、ポストに入っていないのに「配達済み」とマークされることがあります。
小包や手紙が行方不明になることも珍しくありません。
3. 配達員の対応にバラつきがある
親切な配達員もいますが、「荷物が重いから玄関まで届けたくない」とポストに不在票だけ入れることもあります。
「在宅していたのに不在扱いにされた」というケースもよく聞かれます。
4. 再配達の制度が不便
日本のように「ネットや電話で簡単に再配達」ができない場合が多く、自分で郵便局まで取りに行く必要があります。
❁.。.:*:.。.*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.
一般に言われていることですが、
上記全て私も経験済みです。笑
つい先日も、
「荷物が配達されました」のメッセージを受け取り、その日の夕方ポストを見に行くと「荷物がない」ケース(上記の2のケース)がありました。
すぐに受け取ったメッセージの「問い合わせ先」に連絡したところ、
「調査をしてから連絡します」
の自動返信を受け再放置。
そう、フランスは20時以降 連絡しても誰も仕事してません w
気になったのでショップのサイトのコメント欄を見たら
ビンゴ!
同じような人が多々いる・・・。
マズイ会社のネットショップで買い物しちゃった
このまま放置されるか、「対応が1ヶ月もかかった」
なんていうコメントも見て、びっくり。
1ヶ月!?
その商品を使いたいのはもう数日後ーという状況だったので、このままでは、いけない・・・と思い、事情とこちらの要望を書いたものを再度 お問合せメッセージから再送しました。
すると、翌日の朝9時。
携帯に1本の電話が!
「あ、昨日の会社だ」と思い、すぐに出ると
ビンゴ!
問い合わせをした会社からでした。
❁.。.:*:.。.*:.。.❁.。.:*:.。.✽.。.:*:.。.
電話口の相手は、予想通り問い合わせ先の会社。
「配送したものを調査し、1週間以内に再配送します」
…いやいやいや、私がそれを使いたいのは
“明日”か“明後日”なんです。
理由を説明し、
「再配送はいらないので返金してください」
とお願いしましたが、あっさり却下。
日本ならきっと
「ああ、そういうご事情でしたか。
大変申し訳ございません。ではすぐ返金いたします」
…となる場面のはず。
しかしここはフランス。
「謝らない」「態度を変えない」
という対応は多々・・
「まずは1週間お待ちくださいませ」で話は終了。
さらに追い打ちをかけるように、配送担当者からの電話。なまりのあるフランス語で(※私が言える立場じゃないけどw)驚いたのは、その第一声。
配送者
「ちゃんとお宅の郵便ボックスに入れたよ」
…と、頑なに非を認めない。
私も
「いや、x時に車の配送は来ていませんでしたよ」
すると、「入れた」といった配送者が
「いや、僕はその日担当じゃなかったんだけれど
担当者にじゃ、確認するけれど、1、2日 時々
配送メールと配達に時差があるんだ」
と、よく訳の分からない言い訳をし始めた・・・
「それならば、配達した後にメールが来るのが
普通じゃないですか?とりあえず来てないのと
車が通ってない証拠もあるので、センターへ
報告しておきます」
と、
すると、電話口から「チェッ」っと舌打ち。
これはただの配送ミスでは済まないと判断し、
この顛末もすぐに会社へ報告、配送者の
盗難の疑いもあるな、なんて思い
「希望としては返金ですが、返金作業が不可能な場合は警察署に届けて調べてもらいます」
と、メッセージを出したら
…1時間後。
あの遅かった会社から「返金完了」の通知が!
なんとも早い対応に逆にびっくりでした。
これから留学にいらっしゃる方も、夏物・冬物で分けて送られることもあると思います。
まれに、「小包を開けられて中身の一部を盗まれた」なんてことも聞いたことがありました。
フランスに荷物を送る時は、少し手間はかかりますが、盗難防止のためにも厳重にガムテープで包装して送ることをお勧めします。
Comments