ノルマンディー地方のファレーズ（FALAISE）市より車で５分のところに
サンマルタンドゥミューという小さいむらがあり、
ここに日本人芸術家「田窪恭治氏」が修復を手掛けた礼拝堂があります。
田窪氏は、2000年に名誉勲章「フランス芸術文化勲章」を受賞された素晴らしい方なんです。この勲章、日本人の方で受賞された方は、川端康成氏/安藤忠雄氏/岸恵子氏/筒井康隆氏/鳥山明氏など 日本を代表する方々ばかりです。
私とは天と地ほど、雲のような存在の方なのですが、お会いする機会に恵まれ感動でした。
笑顔がとっても素敵な田窪氏。
田窪氏が手掛けた心のこもった、愛のオーラのある礼拝堂は、今は日本人観光客の方に人気の観光スポットとなっています。
パリ サンラザール駅からカン駅CAENまでは電車で2時間。
そこからバスでファレーズ観光局へ、またはタクシーで移動します。タクシーは事前予約でないとつかまらない可能性もございます。ご注意くださいませ。
扉には当時協賛してくださった方の名前が刻まれています。
日本人の名前がずらり掲載されていて、田窪氏がこうして携わって下さった方へ敬意を払われている姿がすごく伝わってきます。
中に入ると 礼拝堂の壁に りんごの絵が描かれています。
春夏秋冬を表現された作品。
りんごの木の下にいるような、そんな感覚になる場所です。
そして見ごたえがあるのは、この絵だけでなく 天井のガラスの瓦屋根。天井で使われている瓦は、入口のところにも展示してあって どんなものを使っているのかそばで見られます。
この色とりどりのガラスの瓦によって、差し込む光に柔らかさが合わさります。
この瓦屋根も多くの方の支援から実現できたものだったそうで、当時の苦労されたお話が田窪氏の本に書いてありました。
奥の方まで行くと、田窪氏が当時どんな感じで修復をされていたかの写真が
見られます。極寒の冬、ノルマンディーの冬は長いので 礼拝堂という環境の中で作品を作られていたのは、さぞかし色々なご苦労があった事と思います。
11年という歳月をかけて完成したこの礼拝堂。
壁画のテクニックを肌で感じられる空間です。
見学をご希望の方は、ファレーズ市観光局へランデブーをお取り頂くと、見学が可能です。また併せてタクシーの予約も依頼されることもおすすめです。
フランス語・英語が苦手・・・でも、どうしても予約を取って行きたい、と言う方は弊社のコンシェルジュサービス５０€をご利用下さいませ。予約サービス・当日の交通機関の説明などもサービスしております。
「空いていますか？」「料金は？」とお問合せをいただくこともあるのですが、料金は毎年値上がりしていると思いますので、コンシェルジュサービスをご利用にならない場合は直接 観光局へお問合せいただくことをお勧めしております。
CAEN駅からタクシーでの往復の場合、往復交通費 近年のガソリン代の値上がりから片道のタクシー代だけで予算が１００ユーロほどになります。礼拝堂まではタクシーでないと行かれないため、全ての行程をタクシーにて、運転手さんに待っていてもらい、見学をして、カン駅まで戻るとなるとタクシー代だけで３００€ー３５０€は少なくともかかります。
予算をできるだけ抑えたい、と言う方はカン駅から出ている公共のバスにての移動がお勧めです。2023年度はお一人様５ユーロ、往復１０ユーロです。（毎年値上がりします）バス内にて現金での支払いがお勧めです。
バスの便が少ないため、14時頃発のバスに間に合うようにカンへーFALAISEへ１５時半頃着 ⇨ 礼拝堂移動＋見学ー 帰路移動 → １７時頃ファレーズ市出発 →１８時カン駅着のコースが理想的かな、と思います。
カン出発の14時からーCAEN駅帰路までの４時間、詳しい説明や到着時に遠隔にて通訳・説明が必要な方は、５０ユーロで遠隔LINE通訳・日本語の説明が可能です。コンシェルジュサービスをご利用のお客様は無料です。公共機関 プラス遠隔通訳サービス付きで６０ユーロまで予算が抑えられます。（プラス ファレーズ観光局から礼拝堂までのタクシー代往復で５０€ほどあれば十分だと思います）
パリの駅を出られる時からチケット購入時、乗車時、車内での席を見つけるところまでのサービスが必要な場合は追加５０ユーロ、１１０ユーロにて1日遠隔サービスが可能です。（パリからの交通費は別途です）
概算
パリーカンー パリ 往復交通費 ＝
カンーファレーズ バス代 往復 ＝１０€
ファレーズー礼拝堂 タクシー代 ＝５０€
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遠隔通訳をプラスする場合
カン駅到着から３時間 ＝５０€
パリ出発から18時まで ＝１００€
バス時刻表 コピーしてご持参くださいませ。
CAEN - FALAISE
FALAISE- CAEN
または7月1日からヨーロッパ文化遺産の日（9月中旬）までの火曜日から日曜日、１４時ー１８時は開館しております。
La chapelle est ouverte sur demande toute l'année pour les groupes et les individuels.
Ouverture l'été du 1er juillet aux Journées du Patrimoine : du mardi au dimanche, de 14h à 18h
見応えのある礼拝堂ですが、見学はじっくり見ても１時間もあれば十分です。日本語でのアシスタントが必要な場合は 弊社でアシスタントサービスも行っております。タクシー代や手配、お付き添いでの通訳を全て含めたVIPサービスとなっております。こちらからご予約くださいませ。